カート
SIDE.A
1.恋の賽銭泥棒2.恋の豆鉄砲3.恋の三色だんご4.恋の四月バカ5.恋のボリ・スヴィアン6.恋のりびんぐゲームSIDE.B
1.夏風デート2.りんご飴3.Autumn pagent4.逢魔がドキドキ5.明日泥棒6.あわゆき
-----
ここ一年程、湯船に浸かりながら小中の卒業文集を読むことが日課になっておりまして、一度も喋ったことのなかった違うクラスの女子や、そういえばこんな奴いたななんていう卓球部のクラスメイトの文章を読んでは物思いに耽っています。
(手書きの文字には素性が出るな)とか(あまりに狙いにきてる奴の文体は寒いな)とか色々思うところはあるのですが、もっとも強く思ったのは「卒業文集に行事や友情以外の事を書く人間の信念」ということでした。
どちらが良いとか悪いとかいう話ではなく、大半の生徒が修学旅行や合唱コンクールについて書くなかで、ある程度の真摯さを持ってそれ以外の事柄について書くことはなかなか根気のいることだと思うんです。
青山君という中学生活3年間出席番号1番だった男子の文章が特に印象的でした。2年から3年へのクラス替えの時に(僕がもし1組になったら卒業式で1番最初に卒業証書を貰わなくてはならない、、それだけは嫌だ。。云々)という変えようのない苗字への葛藤と独白が文集の最初のページに掲載されていました(1組になってしまったんですね…)。
彼とはそんなに喋ったことはなかったのですが、十数年の時を経てそれを読んだ僕はなんだか勝手に感動してしまいました。
思えばこのニ十数年誰に向けたでもない、妙に熱のこもった表現にずっと惹かれてきたような気もします。
飛んだこじつけでは御座いますが、このLPもそういった謎の熱を放射する一枚になっているやらいないやら。。
何はともあれ是非お手元の卒業文集をめくりながら耳を傾けて頂きたく存じます。
P.S.アートワークを手掛けて下さった黒木雅巳先生より一言頂戴しております。
「思い出したくもない恋とか友情とか、スポーツしてキャベツ太郎食べて漫画読んでお勉強とか。チープかつ大胆に、切り貼りしました。黒木雅巳」
帯からインナーまで是非ご堪能ください!
原田晃行
3,300円
いらっしゃいませ ゲスト 様
会員ID/メールアドレス: パスワード:
[パスワードの再発送]
会員登録